人のことを願う

先週末、増上寺の前を通りかかって、境内に入る。
そういえば、東京に住んで二十年超えているのに、増上寺に来たことがなかった。
増上寺というからには、「お寺」なのだが、境内には、神社のような清涼さがある。
建築物も風格があるし、威厳に満ちた巨木もゆったり立っている。東京タワーを背後にしたお宮も、とてもフォトジェニック。
境内には、七夕のカラフルな短冊がゆらぐ笹木が1本立てられていた。
そうだ、もうすぐ七夕なんだ。
もう一本、床に寝かされている笹木があった。
まだ短冊(1枚100円)受付中で、未完成らしい。
ふと、一枚の短冊に書かれたお願いごとが目に入る。
「私の大好きなえりながだんなさまと幸せになりますように」
と書かれている。
じぶんの願いごとじゃなくて、人の願いごとをしたんだ、この短冊。
「えりな」は、書いた人の妹かな、姉かな、娘かな、ともだちかな、元カノかな、ペットかな。
知らない「えりな」についてしばらく思索。
人のことを願うって、いいなあ。
「ペットがかえておかねもちになれますように」と書いてある短冊も、それはそれでほほえましいが。(実在の短冊)
同日に、sousouで夏ものの服を買ったら、笹模様のミニ屏風の中に短冊を一枚いれることができる七夕飾りのプレゼントをもらう。
さっそく、短冊に、人のことを願って、文言を記してみる。

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