組織は身体だと思えっ!!

毎年、毎年、仕事が増え続けるのには慣れてきたつもりだった。
もうけがあがっているわけじゃなくて、逆にその事業部の売上減ゆえに、人員を削減され続けているから、ひとりあたりの仕事が増えていくという理屈で。
昔は完璧主義だったけど、完璧にやっていたら仕事が終わらないから、手の、力の抜きどころを覚えるようになる。
先日、他人事みたいに聞いていた、先輩の選択定年退職の影響が、4月から私にやってくる。
現役世代の途中退職って、誰かに迷惑をかけるものなんだわ。
今の仕事上、私に一番近い男の人が、いなくなる先輩の代わりに去っていく。
今までと同じパターンで、私の周囲から抜けた人員の補充は、なし。
抜けたあとは、君の力で何とかこなしてね、で終わりさ。
職場でわざわざ女性活用をうたわなくとも、すでに、男も女もないですよ、総理。
大の男の代わり、というか、それをプラスしての仕事量が、平気で女に投げられてるよ。
世間では、手の込んだリストラが行われているかもしれないけれど、私の勤務先では、まだそこまで手はくだされていない。
したがって、身体や精神上の病気になった人や、能力のなさゆえ、周囲に迷惑をかける人たちは、追い出されはせず、閑職を与えられている。
閑職だろうが、なかろうが、待遇・給与は、他の人とほぼ変わりはなし。
となると、私みたいに体力と気力を酷使しつづけて、仕事が増え続ける人がいる一方で、体力気力面で安全圏に鎮座している、あの人たちは、なんなの?なんなの?なんなの〜って気になるよ、どーしても。
かといって、毎日、時間が過ぎていくのを待っている人たちになりたいとは、思わないけど…。
こう思うことにした。
組織は身体だ。
働いている臓器と、筋肉と、脂肪があって。
酷使しつづければ命がつきる臓器もあるけれど、使ったほうが成長する臓器もあり。(脳とか)
筋肉は、使いつづけたほうがより発達し、使わない筋肉は、衰え。
いざ、ダイエットとか、身体を絞ろう、というときに排除対象になる脂肪もあるけれど、排除対象にならなければそれは、非常用として、もしかしてエネルギーや筋肉に転化するかもしれない脂肪として、たくわえつづけていて。
筋肉も、使うのをやめてしまうと、いつか脂肪に転化してしまう。
だからきっと、私はいま、筋肉。筋肉痛を起こしながら強くなっていく。でも本当は痛いのいや。
脂肪の全体量が増えれば、臓器が瀕死になったら、それは不健康な身体、不健康な組織。
組織の筋肉よ、もっと増えろっ。