2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

自分語りの方法

身体が不調のときは、刺激的なものやこってりした食べ物を避けるものだが。 精神が不調のときも、同様のことをするものだね。 消化に多くのエネルギーが必要なインプットは避けて、負担が軽いインプットを求めるの。 今年になってから、その類のインプットに…

階段があれば

今週のお題「ひなまつり」 かつて通っていた小学校は高台にあって、校庭から周囲の町を見下ろすことができた。 5月間際になると、あちこちの家の屋根より高い位置に、鯉のぼりがたなびいていた。 それを目にすると、鯉のぼりのある家には、男の子がいる、っ…

世間知らずのままで

今日の午後。 四年前に会社を退職した人の連絡先が知りたい、という電話がかかってきた。 こういう場合、たとえ知っていたとしても、連絡先は教えないものだ。 私は本当に知らなかったので、知らないと告げると。 誰に聞けば知っているか?社長に聞けば知っ…

「想い」の数

来月で会社を退社することになった先輩と、お昼ご飯を食べる。 次の仕事は決まっているの?と聞くと、そういうわけでもないようで。 「以前から、50歳になったら今の会社を辞めよう、と決めてたんだ。」 と聞いて、びっくり。 先輩は、今の勤務先に中途採…

その成果、欲しいか?

昨年、ハンドメイドものを何種類か、体験してみた。 つまみ細工、コットンパールのアクセサリー、とんぼ玉づくり、型染め、手書き→UVジェットプリンターの布加工、ミシン縫いの半幅帯作り、機織り。 そして、思った。 私、「それによって得られる成果」が…

持ち去り防止

以前、勤務先で、私に書類を渡しに来て、その場で私のボールペンを借りて書類を書き、そのままボールペンを持って立ち去ってしまう、という人がいた。 いつも立ち去った後に気がつくので、ボールペン一本を催促するのもケチかな、と思い、返却を要求しなかっ…

光と闇のある空間

光と闇のあるスペースは、深い思考を促すんだそうだ。 たとえば、たいていのホテルの部屋は、間接照明や、部分照明が、好きなように取捨選択できるので、そういうスペースに該当する。 反対に、全体が明るいスペースは、人にモノを考えなくさせる効果がある…

しのびよる春

一泊旅の移動中。 列車が山あいに入っていくと、車窓から見える風景は、冬100%ではない。地面に、木々に、空に、春の前触れの色が浸食しはじめている。日々のほとんどを建物の中で過ごしていると、鈍感になりそう。身体で感じる季節感がしあわせ。到着した…

コンピュータ的

仕事をしていると、どうしても、業務内容に、どこか欠けがあったり、抜けがあったりする人に関わることがある。 例えば、記入表の必須項目が埋められている割合か、または正しく記入されている割合が、常に75%くらい、って人。 残り25%は、記入表の受…

ゼロ・トゥ・ワン

この書のタイトルの意味は、「何も無いところから、新しい何かを生み出すこと」。 終わりまで読んでみて、気がついた。 ゼロ・トゥ・ワンって…つまり、それ「創業者」のことだよね。 「創業者」の比喩の言葉として、非常にかっこいい。 この書を実用書として…

Suicaの思い出

記念Suicaの予約が凄いことになっているそうだが。 私のSuicaの思い出といえば、現代美術の展覧会で出逢った、Suicaを使った作品だ。 展示されていたのは、千葉・東京・神奈川部分の巨大なJR路線図のスクリーン。 そのスクリーンは、専用のカードリーダー…

無欲のコツ

妹夫婦が、旅行で、ある列車に乗った。 その列車の先頭車両の先頭座席は、鉄男垂涎の的の席なんだそうだ。 その垂涎の的の座席に、ふたりは座った。 後ろで、鉄男さんたちが、すごいな〜俺たちより早く並ぶなんてな〜と、ひそひそしていたらしい。 しかし、…

服従しない服

発売当時、まず「フィフティシェイズ・オブ・グレイ」を本で読んでみた。 退屈と違和感のあまり、途中から飛ばし読みをしておしまいだった。 映画版なら、退屈と違和感は無くなるんだろうか?と、映画を見た。 退屈さは、本と変わらず。途中で何度も、帰ろう…

カワイイ消火栓

麻布十番で見かけた、消火栓の、鋼鉄製のフタ。 壁面ではなく、地面にある。 誰も踏まない。発見しやすい。 これをデザインして、鋳造して、色を塗って、地面にはめ込んだ人がいたと想像するだけで楽しい。 この消防士の可愛さこそ、日本の意匠。

新橋のシュークリーム

もしも私が新橋のサラリーマン(男)だったら、一生メタボ体型だったかも。 麵モノ、肉モノ、ご飯モノ、油モノ、丼、寿司、酒。 上品さと高級感とヘルシー志向をかなぐり捨てれば、お財布にも胃袋にも魅力的なお店だらけ。 一軒じゃ済まないでしょう。すごく…

家康は遠く

先月中旬に、坂道を上っていたら、途中で突如ものすごく息苦しくなって、それでも上りきって、駅に到着して、電車にのりこんだけど、まだ呼吸の苦しさがおさまらない。駅の階段を上るときも、すごく息苦しい。まさか肺気胸が再発したのかも!と怯える。 なぜ…

美骨

暑い季節には、葉をたっぷり生い茂らせて、陽射しをさえぎってくれ、寒い季節には、葉を落として、陽射しを届けてくれる。 木々は人間に親切にできている。 葉が落ちる季節には、木々の骨格が露になる。 美しいものは、骨から美しい。 「美しいもの」も「骨…

お酒の飲み方

以前、NHKのテレビフランス語講座で、フランス人講師が、「お酒には、絶対に酔っちゃいけないのがフランスのマナー」と発言していて、感動しちゃったことがある。 そのマナーを死守するためには、お酒を飲める体質の人は、自分の酔わない量を把握しておい…

言葉のダンス

前記事を書いた後、思った。 おそらく私、ダンスにハマることは、なさそう。 「踊り心」に縁がある心理体系でもなさそうだし。 ただ。ひとつ思い出した。 「言葉のダンス」には、遭遇するときがある。 これは、ふだん仲のいい人との間に起きるとも、恋愛相手…

踊る女

私が今の勤務先に入社したとき、最初に配属された部署には、5年間働いているアルバイトの女性がいて、年齢的には私より四歳上だった。 新入社員というのは、電話番をする運命なので、日々、電話をとっては、部内の人にとりついでいると。 やがて、週に一度…

一泊旅

週末の一泊旅。 宿泊地は、残雪がキープされている気温。 昨日、駅に降り立って外にでたとたん、あ、身体の芯が冷気を感知してる、と震える。 でも、この気温あってこそ、夜の温泉も、朝の温泉も、心地よいのよね。 今日、駅で帰路に向かう列車を待っている…

着替える時計

以前「なぜ時計も着替えないの?」という腕時計の宣伝があったけれど。 腕時計って、服と違って着替えないですむところがイイのでは。 好きなら一年中してたっていいんだから。 服はどんなに好きでも着替えないわけにはいかないけど。 世間の価値観より、自…

大学で得たもの? その2

前記事のつづき。 たとえば、絵画は、写真が登場するまでは、いかにして現実をリアルに描き出すかに技術を注いでいた、と言っていい。でも、写真が、絵画を古い技術にしてしまい、絵画が駆逐され、消滅する、というイノベーションは起こらなかった。写真が登…

大学で得たもの? その1

「Chikirinの日記」の記事「2015-1-29 大学で得た「今、もっとも役立ってること」って何?」を読んで、自分自身のことを考えてみる。 ちなみにChikirin氏の記事の内容をざっと示すと、実学職業訓練的な履修内容の大学か、卒業証書そのものが価値となるネーム…

共感してる…

男性より女性の方が、共感力が高いというけれど。 初対面にして、一時的に関わる女性どうし、は確かにお互い共感モードを高くしあっている気がする。 いま、このとき、この場だけでも、親しくなろう(そのほうが楽しい時間を過ごせるし)、という無意識が働…

共通言語

私が何とか、仕事をやめず、うつ病などになることもなく、今まで働き続けていられる理由は、ひとえに、中学生のときの記憶にさかのぼる。 ある日、帰宅したら、私の部屋から、漫画が全部消えていた。 母が廃棄したのだった。 「勉強の邪魔」という理由。無駄…

愛だと知らず

一昨日、銀座の歩行者天国を歩いていたら、お散歩中のチワワの子犬に出会う。 ただでさえ小さな、チワワ! そのうえ、パピー! 儚い。 生き物としてデビューしたばかりの儚さ。 まだ世界が飲み込めずに、よたよたひらひらとさまよう感じのチワワは、立ち止ま…

映画:エクソダス 神と王

アメリカの宗教美術の役割を果たしてきたのは、ハリウッド映画かもしれない、と思う。 パニック映画は「地獄絵」の役割、旧約聖書を題材にした直球な映画は当然のこと。 昨年「ノア」があって、「エクソダス」は、たぶんセシル・B・デミルの「十戒」以来の…