新橋のシュークリーム


もしも私が新橋のサラリーマン(男)だったら、一生メタボ体型だったかも。
麵モノ、肉モノ、ご飯モノ、油モノ、丼、寿司、酒。
上品さと高級感とヘルシー志向をかなぐり捨てれば、お財布にも胃袋にも魅力的なお店だらけ。
一軒じゃ済まないでしょう。すごく危険な街というわけでもないし。
新橋から徒歩7分くらいのところに虎ノ門ヒルズがあって、施設内や店舗は、そつがないけれど、個性がかすむ印象だった。
仏像のように、一体だけさん然と鎮座しているトラえもんは、可愛かったけれど、一体だけじゃね。
虎ノ門ヒルズ内のオフィスワーカーや、ホテルの宿泊客なら、自分の居場所は上品で最新式、でも新橋の飲食を楽しめるという立地環境は魅力的かも。
なぜか、新橋のビアードパパ限定で売り出し中の、ショコラオランジュ(画像だと、得体の知れない生物のように見えますが)シュークリームを、せっかくなので買う。
しかし、なぜ限定地に選ばれたのが新橋なの?と考えた。
あ。そうだ。実は、シュークリームが好きなおじさまって多いんだよね。
私のかつての上司も、寝る前にシュークリーム食べてる、って聞いたことがあるわ。
私は大人になってから、シュークリームなんてほとんど口にしたことがなかったけど、手術で入院をしたとき、入院中に、突如、すごく食べたくなったのが、なぜかシュークリームだった。
退院後も、しばらくシュークリームとエクレアをむさぼり食べてたっけ。不思議だけど、その時期に自分に必要なたべものだったんだろうなあ。
新橋では、ネットで一時うわさになってた
「俺たちが定時帰宅したら、日本の夜が暗くなるだろ」
というコピーのポスターは、残念ながら発見できませんでした。