2014-01-01から1年間の記事一覧

初・ほぼ日手帳

2015年用として、初めて、ほぼ日手帳を購入してみた。 手帳タイプは1日1頁タイプの「オリジナル」にした。 手帳だから、一年で消費するものと決まっているうえに、本体価格は2,160円と書籍の単行本より高め、それでいて、いまや毎年50万部以上の売上なん…

物質が相手

1970年以降に生まれた人たちが論客の番組「新世代が解く!ニッポンのジレンマ」を、たまに偶然見ることがあって、今までたったの二回くらいしか見ていない私の印象は、きっと的外れに違いないが、見るたびに論客たちに、ジレンマというよりトラワレ(囚われ…

バッグ激変

以前、イメージコンサルティングに沿ったデザインのバッグを探し、マックスマーラの、持ち手が1本のタイプのマルゴーを持ってみたが。 着物にトライしはじめてしばらく経ってから、マルゴーは手放した。 なぜ洋服に持つバッグに着物が関係してくるかという…

手動式...

先週末、ガラス作家、秋葉絢氏の帯留をリアルで見てみたくて、ちょうど開催されていた作品展へ。 場所は銀座の奥野ビル・・・着いてびっくり。素敵にレトロな建物。 入ってびっくり、中もレトロ。タイムスリップしたような感覚。 なんだか、廊下の角からレオン…

山田五郎さん。

一昨日、NHK青山カルチャーセンターで山田五郎氏の「90分でわかる! 西洋絵画史入門」の講演を聴く。 山田五郎さんは一度実物を見てみたいなあ、と思っていた方で、会場での男女比を見ると、やはり女性に、それも幅広い年齢層の女性に人気がある方らしい。 …

100人コーディネート展

日本橋で開催された「きものサローネ」の「100人コーディネート展」を会社帰りに見に行く。 きものの販売展示ではなく、百人による、襦袢も帯も小物も履物もトータルコーディネートされたきもの姿百体がホール内に展示されるというもの。 これは鑑賞オンリー…

舞台と客席

前記事のつづき。 換気扇掃除時に、もしもこれから炒め物をできるだけ避けてみたら?と思ったことに派生して。 私「客席にいること」をできるだけ避けてみようかな・・・とも、思った。 自分の時間を使えるときは「自分が客席に座るもの」をできるだけ避けるよ…

年寄りを嗤うな

若者を怒るな、自分の来た道だ。 年寄りを嗤うな、自分の行く道だ。 このふたつを、ときおり自分に言い聞かせているが。 前者は「若者」、後者は「年寄り」でスタートするけれど。 自分への効果は、そのイメージと逆になる。 若者に怒っちゃいけない、と思う…

柿の帯留

なぜか、柿があまり好きではない。 今まで食べた柿の総量って...ひと口かもしれない。 (幼少のころ。ひと口は食べないと嫌いかどうか判断できないし) にもかかわらず、買ってしまった柿の帯留。素材はガラス。 個人のハンドメイド・クラフト製品のウェブシ…

きものを着たい女性人口って その2

前記事のつづき。 着付け教室の無料説明会で、受講希望者の意外な多さに驚きつつ、引き続きカリキュラムの説明を聞いてると。 あ、なるほどねえ、と腑に落ちたことがあった。 1回2時間のレッスン全10回のコースで合計5千円という受講料は、プロの着付けの…

きものを着たい女性人口って

10月は、習い事業界の新学期スタートシーズン。 私の妹も、今日から着付け教室の授業をスタートする。 妹は、8月に母の有松絞りの浴衣を着せてもらって食事会に出かけたところ、周囲からベタホメされてすっかり気分が高揚、私も自分できものを着たい!と、…

服の「戦略化」

中野香織氏のブログで紹介されていた、しぎはらひろこ著「朝5秒の鏡の魔法 その無難な服では稼げません!」を読む。 自分にとっては、新しい見方だった。それは服装を「戦略」として捕らえる見方。 服装に使う費用や時間をかけすぎない方法として、「キャラク…

9月のQOL

今週のお題「秋の気配」 私の9月のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)は低めである。 8月末から、毎週、風邪をひいている。 鼻水、くしゃみ、寒気に襲われ、ポケットティッシュを6コくらい消費しつつも、たいてい12時間後に治り、なぜか発熱がない。 決…

自分でないものに見せようとすれば

以前から、中野香織氏のブログを愛読していて、一度じかに姿を拝見したいなあと思っていた。 人間のなまの姿というのは、とても大きな情報なのだ。 人間は、二次元じゃなく三次元の状態で見るのが一番たしかな手ごたえがある。プラス、静止した状態じゃなく…

横浜トリエンナーレの階段に妄想

「華氏451」がテーマの、横浜トリエンナーレ2014の展示を見に、横浜美術館へ。 ......。 横トリを見るのは私、初めてなんだけれど。自分の心や集中力を、鑑賞する姿勢に持っていくのに苦労して、妙に冷静な感想しか持てなかった。 なぜだろう? ......。 も…

アノニマスな服装

モデルとか女優とかアイドルとか、いわゆる女度が高い職業に共通するもののひとつは、華美な服装が、仕事面にもプラスに作用する場合があるってことだ。 「きれいでいること」が、職業上の義務のようなものだから、いつの時代も、女の子にとっては花形職業な…

視野を広げて考えると

このブログの検索ワードの常連に「通りすがりに○ス」があるあたり、いまどきの日本では、通りすがりに何らかの悪口雑言を投げつける人物に遭遇するというシチュエーションに見舞われているのは私に限ったことではなく、今後も増えこそすれ、減る傾向にあると…

海外旅行のススメ

東浩紀の著書「弱いつながり 検索ワードを探す旅」を読む。 「ネットは階級を固定する道具です。」 本書は、この一文で始まる。 「ネットは自己肯定を強化してくれるメディアである。人々の所属を固定化し、ネットに依存していると自分の似姿ばかりに囲まれ…

一流は一流じゃない

8月が始まった。 ちなみに、本日から開催の「ヨコハマトリエンナーレ2014」のテーマは、「華氏451の芸術」。 レイ・ブラッドベリ作のSF小説「華氏451度」に由来しているとのことで、ポエムを感じて、面白そうである。 秋まで開催しているが、8月中に行っ…

自分のツールを間違えないで

先週、三菱一号館美術館で開催中の「ヴァロットン展」を見て、思った。 油絵より版画のほうが、センスがいいなあ。 油絵は、古典的でおとなしい感じ(失礼な言い方だがもっさりした感じ)なのに、版画は、垢抜けて、エッジィ。 ポスターやチケットになってい…

手が届くオーダーメイド

新しい洋服が欲しければ、リアル店舗に行けば、その日のうちに、ネット店舗なら2、3日後には着用が可能である。 ところが新しい着物が欲しければ、着用できるまでは、だいたい一ヶ月〜二ヶ月待ち。 布(反物)の状態で買って、自分のサイズに仕立ててもら…

二年経過

2012/7/8にスタートしたこのブログ、二年が経過して、今日から三年目に突入。 昨日も、男1名(神保町で)、女1名(ミッドタウンで)から、すれちがいざまに「ブス!」と言われたあたり、三年目になっても、なんら私の容姿は向上していなさそうであるし、も…

机上起業

ICレコーダーを買う用事ができて、商品を検索してみた。 売れ筋商品として現れたのは、ソ○ー、○ナソニック、○リンパスの三メーカー。 即座に私は、○リンパスにしよう、と決めた。 まだ商品は選んでいないけど、メーカーは選んだ。 私にこの選択をさせたの…

自尊心ナデナデ

湿気が多く、気圧が低いシーズン。 人間は元気がなくなるが、あじさいやどくだみは元気いっぱいである。 梅雨空の下、わ〜いわ〜いって感じで揺れているてんこもりのあじさいの群れや、ここにいるよ〜可憐な白い十字花、見つけやすい目印でしょ〜私の葉を摘…

映画:チョコレートドーナツ

表現ツールが絞られると、何かを「隠す」ことができる。 たとえば文章だけが表現ツールの小説は、最後になって、語り手の性別が明らかになるとか(女だと思って読んでいたら男だったとか)、年齢が明らかになるとか(十代の世界を描いていたと思っていたら七…

完璧な人間はいないから

今朝、通勤電車内でのこと。 祖母と孫と思われるふたり連れが、同じ車両に乗り込んでくる。 孫は、いとけない幼児の男の子。 つまりどっから見ても間違いなく「コドモ」である。 車内に乗り込んだとたん、祖母が孫を叱りはじめた。 乗車する際の、どうってこ…

金と権力

小○○さんに関する一連の出来事が話題になり続けたのは、人々の、さまざまな憶測を刺激したからではないかと思う。 私も、そうだった。 いわば「憶測のネタ」だった。 先日、私は友人に聞いてみた。 お気に入りの女性に対して、金か権力のどちらかを使う男性…

ジュリアに学ぶ上品見せテク

先週、BSで「ノッティングヒルの恋人」が放映。 1999年の公開時と、その後のDVD鑑賞とで、計4回は見たはずだけど、好きな作品なので十五年ぶりにまたも見ていると。 4回見ても、私にまったく見えていなかったものが、どんどん見えてくる・・・。 この映…

文化の更新

先週末、初めて着物で友人に会う。 薄い青みピンクのみじん格子の片貝木綿に、柳の葉を抽象化したデザインの袷の半幅帯の文庫結び。 文庫結びは浴衣に使うような薄いひらひらした布地の帯なら、たぶん簡単に結べると思うのだが、絹の袷だと、硬くて厚くて絹…

映画:ブルージャスミン その4

前記事からのつづき。 私の友人とジャスミンの一致点。 上流な雰囲気の美人である。 生活手段が危機に見舞われたとき、職を探すのではなく、まず学校へ行く。 名前を変えている。 困難に見舞われたとき、他者(周囲の人々、環境、名前)に非があると考える。…