2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

不幸の免疫 その2

前記事からの続き。 U君が亡くなった、という電話を受けたとき。 あっけにとられた。 奇妙な表現だけど。 その直後に恐怖心が自分に襲い掛かってきた。 明日、自宅で通夜だから、と電話の向こうで告げている声が、半泣きで。 …亡くなった理由を言わない。 …

不幸の免疫 その1

23歳のときだった。 朝、目覚めると、丁度会社の始業時間だった。 つまり、寝過ごした。 大学を卒業後、最初に就職した勤務先は、勤務時間の一部振替を原則認めない会社だった。 つまり、個人の都合による早退・遅刻が必要なら、その日は有給休暇をとるしか…

左目、炎上中

左目が不愉快な感じ。 目頭が重たくて、かゆい。 鏡で目頭の内側を見てみると。 ぽこっと赤く丸く腫れて、その上に脂肪の塊が2、3箇所吹き出している。 やだ〜っ、不気味だ〜っ、ホラーだ〜っ。 こんな状態になったのって初めてかも。 原因を探ってみると…

プア充

さっき書店で、大前研一氏の著者・低欲望社会をチラ読み。 リア充ではなく、プア充の時代になっているって。 プア=貧乏でも充実しているという意味ですね。わかりやすい、素晴らしい言語感覚。コピーライターも真っ青ですよ、先生。

表現したい人々

前記事で話題にした、作家・角田光代氏は、小説の書き方を教えてくれる大学を求めて、早稲田一文の文芸専修で学んだ人だ。 エッセイの中で、当時、文芸学専攻を持つ大学はふたつしかなかったとあり、うん、たしかにそうだった、と思い出した。 早稲田と日大…

土の中に埋めておくもの

雑誌で、作家・角田光代氏のエッセイを読んでいて、ある箇所にはっとなる。 それは、ある時点で、それまで読者に一文一文たちどまって読んで欲しくて、一語一語吟味して書いていた文章のスタイルを変えた、というもの。 「読みのスピード感」を重視して、余…

ワーカーの解脱

昨日からずっと、左胸が痛い。 背中がとても固くなっていたので、その影響で胸まで凝っているだけかもしれない、と推測しつつも、念のため内科に行き、レントゲンで見てもらう。 結果、内臓には異常なし。 ってことは、背中の凝りのせいだね、きっと。 急遽…

幹に涙

二荒山神社は、杉の巨木の森のごとし。 境内は、ご神木があちこちに佇む。 その中の、神社一の巨木、樹齢七百年の杉の幹には、手を触れることができた。 なにげなく、幹に手を当てたら。 突然、涙が溢れ出した。 涙ぐむなんてレベルではなく、頬を涙がつたっ…

祭りのシーズン

たまたま浅草に立ち寄ったら、今日は三社祭だった。国際色豊かな観光客の渦にもまれる三社祭なんて、50年前には想像の範疇になかったろう。時折巡ってくるお神輿が、祭りの華。 もしや浅草の観光客のルーツ、五大陸に及んでるんじゃないのか?と思うほどの、…

色の変化

昨年あたりから、着るものの色は、淡いもの、薄いもののほうが好きになってきた。 カラー診断をした頃は、診断結果がウィンターなので、鮮やかな色を勧められたけど。 最近は、そういう色が、自分には強すぎて、怖い。 さすがに、黒、ネイビー、白は鉄板で、…

ぞっとするほど頭がいい?

頭がいい、ってどういうことなんだろう? 学校の中にいたときは、成績の良さとか、内容の豊かな話がたっぷりできる人とか、そんなイメージを持っていた。 でも、学校から出ると、「頭の良さ」の感じ方が激変した。 頭がいい人ばかり、という仕事場ではないの…

キルよりタベル

久しぶりに春の服を買おうかな、と思って伊勢丹に行ってみたが、何も買わずに終わる。 店内を巡りながら、考え込んでしまったのだ。 どうしても新しい服が欲しいわけじゃなし…服を見せたいために服を買うわけじゃなし…。 結局、見る人を感動させるのは、服じ…

電気羊

リドリー・スコット監督の映画「ブレードランナー」を見たときは、レプリカント(アンドロイド)たちの美しさに呆然と見惚れていたけど。 原作のフリップ・K・ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を読んだときに強烈に浮かび上がってきたのは、…

タイルでしあわせ

自宅マンションの玄関前タイルが、四十六年ぶりに張替え。 そう、アンティックな築年数なのだ、うちは。 でも私はすごく気に入っているんだけどね。 今まで訪れた友人みんなにも好評だったし。 水色が主役のタイルデザインを目にしたとき、管理組合、よくぞ…

スクランブル!

渋谷のスクランブル交差点が、世界的な観光名所になっているとのこと。 たしかに、交差点で、自撮棒をかかげた外国人観光客を目にする確率、かなり高い。 私、スクランブル交差点を渡るのは月に一回程度なんだけど、最近は、渡るたびに感動する。 八方から人…

予想外

人間を長年やっていると、自分に起きるパターンが見えてきやしないか? 私の場合、十年前くらいに、それが見えてきて…。 そのパターンとは、自分が望んだこととは予想外のことが起こるということなのだ。 でも、それって当然なこと。人も、物事も、自分の望…

ひさしぶりの説得

話し方がヘタだな、と自分でも思う。 話す前に考えず、話しながら考えるタイプらしい。 だから話す内容に無駄が多いなーと自分で思う…。 数年間、同じ上司だったせいか「上司を説得する」ってことも、数年間やったことがなかった。 説得のシチュエーションに…

司書という職業

先日、友人に会ったとき「司書」の話題になった。 友人の職業は学校事務なので、グループ内の学校間を異動するたびに、そこにはたいてい図書室がある。 いまや「司書」が専門職の正社員として雇用される時代は、過去のものだそうだ。 雇用先が極度に減り、司…

まさかの冷房

帰路の新幹線がまさかの冷房だったせいか、東京駅に到着したとたん、風邪の初期になっちゃってることを自覚…。 葛根湯の力に望みをたくして、早寝…。

ペーパームーン

満月は今夜だったか。 夜空にまるく、くっきり、ペーパームーン。 時々ようすを伺うと、右上に、どんどん上昇中。 月が生命体のようで、少し怯える…いや、生命活動してるのは地球のほうか。 地球は間違いなく、自転している…

カンボジアのクッキー

妹夫婦のカンボジア旅行土産、メイドインカンボジアのクッキーを初めて食べる。 サクサクして美味しくて、通常では考えられない量を食べてしまう。 このクッキーをつくったのは日本人女性、会社名はマダムサチコ。添付のリーフレットの漫画によると、十年前…

再会を待つ

眼前にあるもの、起こっていること、にその場では気づかず、あとになって、それがなんだったかを知る経験をした今日。 言葉にすると、3つ。 正客、黄金繭、佐波理。 市が所有管理するかつての豪商の邸宅の庭園内茶室で、誰でも参加OKの茶席に、母と出かけ…

満月がきれい

帰省中。 着物ディナーに行く前に、妹から着物の着付けのコツのレクチャーを受ける。すっかり着物にハマってる妹… 東京で留守前のキッチンの排水口掃除だの洗濯だのをして、新幹線にとび乗ってきたのが、今朝のこととは信じられず。 空にはさりげなく、満月…

露見の年

勤務先で、突如、取締役人事の発表。 その中で、事実上、失脚という取締役がひとり。っていうか、今回の人事の主役はこの人だな… 私はその取締役と口をきいたことさえないんだけど、十数年前に、私の同期が失踪したことがあり。原因は、直属の上司との折り合…