幹に涙


二荒山神社は、杉の巨木の森のごとし。
境内は、ご神木があちこちに佇む。
その中の、神社一の巨木、樹齢七百年の杉の幹には、手を触れることができた。
なにげなく、幹に手を当てたら。
突然、涙が溢れ出した。
涙ぐむなんてレベルではなく、頬を涙がつたっていく。
予想外の状態に、自分でびっくり…。
何千体も仏像をみても、突然涙があふれだすことなんて、ないのに、杉1本で。
木の幹が好きだから、こどもの名前に「幹」という字をいれた、という友人のことを思い出す。
その気持ち、今日すごくよくわかった、と友人にメール。