2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

イメージの限界

世の中には、「わからないこと」がたくさんあって。 どうしても「わからないこと」より「わかること」になびいてしまう。 そのひとつの例が、就職。 学生のときに、目指す職業、会社として人気があるのは、「わかりやすい」こと・ものなんだと思う。 仕事の…

まずは、移動してみる

「停滞」を感じたら、「移動」しよう。 自分の身体の、物理的な移動。 500メートルくらい離れたところまで移動して、コーヒーを飲むとか。 移動した地点で、瞑想するとか。 停滞は、タバコみたいに、どちらかというと、利益より損害が大きい気がするから…

1+1=10

103歳の画家、篠田桃紅氏のエッセイ「103歳になってわかったこと」を読む。 「無駄」の見解が印象的だった。 引用開始〜 人は「用」だけを済ませて生きていると、真実を見落としてしまいます。 無駄にこそ、次のなにかが兆しています。 用を足している…

衣にちにち

群ようこの新刊「衣にちにち」を読む。 内容は、衣服日記。 群ようこ氏の、日々着るものへの、淡々とした葛藤は、ウクレレのリズムみたいな穏やかさがあって、つらつら読むのにぴったりで、嬉しい。 「某月某日」の「月」の部分だけでも表示しておいてくれる…

文庫屋「大関」

浅草で「文庫屋大関」の店の前を通ったとき、展示してある品にびっくりして、足を止める。 「文庫革」という白い革を使った皮革工芸品で、約90年の歴史にして、唯一の専門店。 なんでびっくりしたかというと、初めて見る工芸だったからなのと、ポップな華…

バランスの按配

今日見かけた、週刊誌の電車の中吊り広告は、ある本の関連記事がトップ扱い。 ふと、作者の未成年犯罪者って、本名はなんだっけ?と思った。 今は、未成年犯罪でも、ウェブで検索すれば犯人の本名が出てくるのだから、ある意味、恐ろしい。 それで。 検索さ…

風のひと

先週末から、一日中低気圧な日々が始まり、私はヘロヘロである。 苦しーっ…でも、やがて私の身体も慣れていってくれるはず。 気圧は低く、湿気も増加しているけれど、屋外を歩いているあいだちょっとラクなのは、わずかに風が吹いているせいだな、今年は。 …

ニッチな環世界

前記事のつづき。 「哲子の部屋」の書籍版を読んで、これは実生活に活かせそうで面白い!と思った、もうひとつのものは「環世界」である。 ネーミングはしっくりこないけれど、その意味はとても腑に落ちるもの。 誰もが持つ、それぞれが生きている異なる時間…

不法侵入から始まる

NHKで放映されていた「哲子の部屋」が、書籍化されていたのを、読んでみた。 面白い。 新しいものに触れて、頭の中が微熱に炙られたような感覚。 哲学ってナニ?が、この番組の、この書の、テーマ。 面白い…って感覚に打たれたのは、哲学って、実生活で試…

経験かセンスか

ライブラリーカフェで、見城徹氏の新刊を見かけ、読み始めてまもなく読む気力が失せ、途中で棚に戻す。 私ごときがこんなことを言ったら無礼だし、何の意味もないことだけれど、私、この方とお食事(=お話)したくないなあ、と思った…。 話法が「オレオレ」…

梅雨がはじまるよ

どくだみの花があちこちに咲き出すと、梅雨がくるなあと実感する。 梅雨ならでは、梅雨のいいところって、なんだろう?? 梅雨どきの代表的な食べ物や行事があるわけでもなし。 むしろ、食べ物は痛みやすいし、行事は天候に開催がはばまれるし。 湿気が増え…

不幸の免疫 その3

前記事のつづき。 思えば私…なんらかのトラブルに遭い、それが過ぎ去ったあとで、別々の人物から、同じような台詞を言われてきた。 「どうして相談してくれなかった?」 「どうして相談してくれなかったの?」 「それは相談してほしかった」 「そういうとき…