風のひと

先週末から、一日中低気圧な日々が始まり、私はヘロヘロである。
苦しーっ…でも、やがて私の身体も慣れていってくれるはず。
気圧は低く、湿気も増加しているけれど、屋外を歩いているあいだちょっとラクなのは、わずかに風が吹いているせいだな、今年は。
そういえば、地球異常気象がテーマのNHKスペシャルを見ていたら、その回の内容の主役は「風」だった。
偏西風だ。
地球の表面には、常に偏西風が流れていて、熱い大気と冷たい大気をかきまぜてくれている。
しかし、偏西風が一部、流れないという現象が起こって、一定のエリアに、一定の大気がとどまってしまうと、そこに異常気象が起きるという調査結果が紹介。
偏西風って、地球に、人間に、かかせない風だ…。
風の役割の大きさを、初めて知った。
風みたいな人、っている。
熱い人や、冷たい人たちのあいだに、風みたいな人がいるだけで、人間関係の空気が、うまくかきまぜられていくような感じ。
風みたいな人は、どちらかといえば優柔不断で、強い情熱や欲望を感じる人ではないんだけど、組織の中にそういう人がいたほうが、空気が滞らず、流れていくのかもしれない。
風みたいな友人がひとりいるので、「風のひと」として大切にしていこう。