バランスの按配

今日見かけた、週刊誌の電車の中吊り広告は、ある本の関連記事がトップ扱い。
ふと、作者の未成年犯罪者って、本名はなんだっけ?と思った。
今は、未成年犯罪でも、ウェブで検索すれば犯人の本名が出てくるのだから、ある意味、恐ろしい。
それで。
検索された本名を見て(今は改名していると思うけれど)。
あ、と思ったことがあって、他の事件の未成年の加害者の本名も検索してみた。
うーん…これ…。
名前に似通った、あるルールがあるなあ。
思考の量に比して、行動の量のほうが勝る、というルール。
深く考えないで、衝動的な行動に出てしまう、とされるルール。
つまりバランスが偏っているという共通点だ…。
ぜんぜん、次元が違うが、勤務先の親会社の社員で、痴漢で逮捕されてしまったために、以降、働き盛りの年齢なのにずうっと閑職のひとり部署に置かれている人がいて。
その人の名前も、思考の量よりはるかに行動の量が勝るというルールに一致してる。
一年に一回、親会社の内線番号表が掲示されるのだが、この人の名前を確認して、ああハードな会社員人生を継続していますね、私もがんばります、という(私、超性格悪いんじゃないか?)励みにさせてもらっている。
もちろん、どんなにバランスの悪い名前でも、それを乗り越えていく強さと賢さを持った人のほうが、多いんだろう。
ちなみに、思考と行動の量がぴったり一致する形態をしていればいいかというとそうでもなく、それも異質な効果があるようだ。
思考と行動は、イコールみたいに一致するのではなく、ちょっと矛盾したり、どちらかを抑制しちゃったり、などのゆらぎやゆがみが少しはあるのが、人間らしいから。
バランスを崩しすぎたら、人間を超越してしまうかもしれないけど。