お酒の飲み方

以前、NHKのテレビフランス語講座で、フランス人講師が、「お酒には、絶対に酔っちゃいけないのがフランスのマナー」と発言していて、感動しちゃったことがある。
そのマナーを死守するためには、お酒を飲める体質の人は、自分の酔わない量を把握しておいて、その量で抑えられるようにコントロールしろ、ってことだし、お酒が飲めない体質の人は、飲むな、ってことだよね。
日本人って、ビジネス面においては、酔うためにお酒を飲んで、その状態での言動を無礼講にしてもらうって使いかただから…。
私、お酒を飲んでも、顔が赤くならない体質なんで、強いって誤解されちゃって、すすめられちゃうんだが、お酒を飲むと、顔は変化しなくても、頭の回転が鈍るのがあきらかに自覚できる。
今、すごくいいネタを思いついたのに、そのネタを喋ろうとしたら、もう忘れてるって状態になる。それが非常に悔しい。
しかし、もしネタを忘れなくても、ネタを聞かせようとしている相手が意識朦朧としていたら、無駄なことか。
会社の経費で、できるだけ多くの酒量を飲むのが何より楽しい、という人も会社にはいて、その人のお酒の飲み方についての周囲の評判は非常に悪い。
私が「そんなに飲んだって、どうせ排出されちゃうのにね。」とコメントしたらウケました。
それにしても、フランスのマナーが絶対酔っちゃいけない…って。
フランスに限らず、たとえばノーベル賞の受賞式の晩餐会で、酔っ払い状態になっている出席者がいるとは思いがたいから、国際的なマナーかな?
お酒に酔ったら命の危険にさらされるような民族的な歴史があったのかな…?
日本だって、そろそろそういうシチュエーションに近くなっている気がしないでもない。
ボイスレコーダーで言質をとるとか、動画で醜態やセクハラを記録するとか。
英語を公用語にしている会社の方たちのお酒の飲みかたは、やはり日本式かしら…どうせなら国際的なマナーを社にとりいれたほうがいい気が。
フランスのワインより、フランス人の飲み方、を取り入れたほうがいいかも。