ミライの授業

「ミライの授業」(瀧本哲史:著)を読む。
各章のあとに、著者による重要ポイントが箇条書きしてあるが。
私が感じた重要ポイントとはちがうなあ、と思う。
重要ポイントは、問題の解答のようなもので、解答は、個人で考えればいいのではないかな。
本書で登場する、各分野の偉人は、まずは、すさまじいほどの、努力と勉強をしている。
重要ポイントとは、武器と戦略を手に入れるより先に、努力と勉強ではないでしょーか。とワタシは思ったわけ。
おそらく著者は知能の高い方で、勉強はできてあたりまえという前提を含んでいると思うけど、十代の子は、努力と勉強をすっとばして、「有利で人に先んじる戦略と武器を見つけるのが賢い」、ととらえちゃわないかなあ。
努力と勉強をすっとばして、高収入を手に入れようとしても、かなり難しいか、お金の出所がいびつになる、んじゃないかなあ。
でも、そんなこと、教えなくったって、わかっていることなのだろうか。
若いうちは、お金と縁遠いのはあたりまえ。ミライにそんなセリフは邪魔だろうか。