発芽玄米おむすびのランチ

3.11の東日本大震災をきっかけに、私の平日のお昼は発芽玄米おむすびになった。
なぜそうなったかというと、それまで私の平日お昼だった、冷凍米粉パンを取り寄せていた工場が、山形県にあり、震災の被害を受けて生産停止状態になってしまったからだった。
これは気の毒で、仕方がない事態だし、代わりのお昼はどうしよう、と考えて。
ふと、玄米おにぎり、でネット検索してみた。
実は数年前、自作の発芽玄米おにぎりをお昼に持参していたことがある。
しかし、まず有機農法の玄米を買い、それをタッパーに入れてぬるま湯を注ぎ、数時間後に水を取替えて、今度は冷蔵庫に移して、翌朝たいてい発芽しているので、それを圧力鍋で炊き、炊き上がった発芽玄米ごはんはとても1回で食べきれる量ではないので、小分けにして冷凍し、毎朝、解凍して塩やネギや唐辛子を加えて炒めごはんにしてそれをおにぎりにして・・・という作業の繰り返しが、ある日イヤになってしまった。
そこで、冷凍の米粉パンにシフトしていたのだが、もしかして数年前はなかったけれど、今なら、冷凍の玄米おむすびの販売サイトも存在するのでは?と思った。
ありましたありました〜。
しかも、販売元のホームページで紹介されている、お米や調味料や炊き方が、すべて私の望み通りだったのだ。
玄米おむすび「玄むす屋 かんこめ」。
安全性を重視した玄米を選んでいて、発芽のさせかたが私がやっていた方法と、ほぼ同じ。
玄米を浸水させて冷蔵庫で保管して水をとりかえて・・・。(同じいぃっ)
炊くのは圧力鍋。(同じいぃ)
使う塩や醤油も選んでいる。(同じいぃ)
というわけで、ほぼ一年半の間、私の平日お昼は「かんこめ」の発芽玄米おむすびである。
米粉パンのときは、体重の変動はなかったが、発芽玄米おむすび(平日昼限定)に変えたところ、半年で5キロマイナスした。
その後は、うっかり夜や休日に多めに食べるとすぐ1、2キロ増加したりするので、キープに腐心中であるが。
玄米は、血糖値をゆっくり上昇させる作用があるとのことだが、そのせいか、お昼におむすび1個でも、夕方まで強い空腹感は起こらないのである。
これが同じ重量の白米おにぎりだったら、たぶん空腹感に耐えられないと思う。
最近、勝間和代氏が、発芽玄米づいている様子が、ブログから伺える。
この方は、電化製品を使いこなそうとするタイプなんだな〜と思う。
発芽させるのも、調理するのも、とにかく電化製品がツールだ。
私は逆で、なんとかして電気を使わず、直火、ガスでできないかと、あがくタイプだ。
なので、うちには炊飯器がない。白米を炊くときは、イガモノという土鍋で、ガスで炊いている。(美味なんだよ〜)
圧力鍋も、もちろんガスを使う器具であるし。
以前、トーストを焼くのも、フライパンにバターをしき、ガス火で焼き上げていた。
表面がさくっと、中はふわっと、黄金色のこげ目がついて、このうえなくおいしいトーストができあがる・・・・が、しかし朝のあわただしさに負け、今は作っていない。ゆっくり朝がすごせる日々が続くような事態が到来したら、ぜったいに再開しようと思っている。