利き脳

手の指を組む。
お祈りするときのような形で。
すると、自分の親指は、左右どちらが下になっているか。
これがインプット脳の利き脳。
腕組みをする。
下(自分の身体側)にあるのは、左右どちらの腕か。
これがアウトプット脳の利き脳。
という考え方を、昨年末に読んだ本「利き脳片づけ術 脳タイプで、お部屋も心も未来もスッキリ!」で知る。
本の内容そのものよりも、この「利き脳」の判断の仕方が面白いな〜と心に残った。
ちなみに私は、インプットは左脳、アウトプットは右脳だ。
アウトプット脳は状況により変わる場合があるが、インプット脳はほぼ不変とのこと。
大雑把に言って、左脳は論理・具体、右脳は感覚・抽象を司ると思う。
思い当たるふしはいくつか。
私は、小説を読むのが苦手で、エッセイや評論文のほうが読みやすい。
文体が好きになると、小説でも文体を味わいたくて繰り返し読んだりはするけれど。
音楽も、あまり聴かない。
しかしミュージカルのサントラはとても好きな時期があって、それって、歌や音楽が物語の中に組み込まれたものだから、いわば理屈が通った楽曲だからなんだよね。
インプット脳が右脳の人なら、音楽も絵も小説も、なめらかに受け入れることができるのかもしれない。
ふと思ったのである。
もしかして、デザインの仕事をする人は、インプットが左脳、アウトプットが右脳ってタイプが多いんじゃないのかと。
(かくいう私は、デザインとは全く関係のない地味な仕事だけれど。)
ただ、最近、これ好きだな、と思った本二冊の著者が、どちらもデザインの仕事をする人だったのだ。
好きだな、と感じる理由は、自分と同じ感覚が通っているものだからなのかもしれないと。
そのお話はまた後日。