シャツの着方に悩む

シャツを、ジャケットのインナーとして着るか、トップスのメインとして着たいか。
私は、後者を希望。
イメージとしては、ソフィア・コッポラのような、シャツ一枚+ボトムでコーデが完成する、シンプルな着方に憧れる。
次に、ボトムにインして着るか、アウトして着るか。
私は、お尻の形に自信がなく、「整形」の役割を果たすショーツも苦手なので、ボトムがパンツの場合、絶対にシャツをインして着たくない。
シャツをインして着るのは、ボトムがスカートのときだけにしたい。
なので、パンツのときはアウト、スカートのときはどちらでもOK。
しかし、「パンツにシャツをアウト」の着方は、イメージコンサルティングの先生に質問したところ、ネガティブな反応。
格調高く着るように、と何度も言われる。
格調高く・・・・。
先生が勧める内容に100%従うのは、無理な気がする。
それは「着る」ときの自分のリアルなシチュエーションには、体型の問題に加えて、別の要因が絡むから。
その要因とは、「仕事」。
仕事中に着るものの条件とは、「仕事中の身体のパフォーマンス低下を避けること」である。
接客とか、営業とか、対人の業務についている人は、自分の印象を最大限良くするための着方を優先すべきなんだろう。
私の場合は、対人ではなく事務。
仕事のはかどり具合は、自分にかかっている。
着るものに関して、自分の身体や心に不快感を与えるような要素は、極力排除したいのだ。
対人業務の人間が「お客」に配慮した着方をするとすれば、私の「お客」に当たるのは、「自分の身体と心」だ。
だから自分にとって緊張度の高い「パンツにシャツをイン」は、無し。
緊張度の低い「パンツにシャツをアウト」をとるべきだろう。
再度、ソフィア・コッポラと、オードリー・ヘップバーンの、シャツをアウトした着方を観察する。
ソフィアは、メンズシャツっぽい、適度にゆるみがあり、トラッドなデザインのシャツをアウトした着方。素材は上質な感じ。
オードリーは。なるほど、シャツをアウトして着るパンツ姿、ってなかなかない。
だが、映画「パリの恋人」にあった。
白いシャツ、黒のセンタープレスの入ったテーパード気味の九部丈パンツに、ローファー。
スリムシャツではなく、背中の中心にタックが一箇所入って、適度にゆるみがある。
シャツの前後の裾は、丸さがまるでなくて、横にまっすぐでスクエア。
やはり素材は、はりがあって、とびきり上質な感じ。おそらくコットン素材なのに、艶がある。
ソフィアもオードリーも、素敵なシャツアウトの着こなしだ。
私がしても素敵になるとは限らないけど、無理してインで着るより、アウトで着るぞ!と決心。
シャツをインする着方は、ボトムがスカートのときに楽しめばいいわけだから。
着方は決まった。
続く。