半幅帯練習中

年明けから、着物の外出のときは、半幅帯ばかり。
まだ「貝の口」しか結べないが、すっきりしていて好き。
帯をお太鼓に結ぶのに、ときに2時間以上かかるのに疲れ果て、「初心者や、あるいは着物を普段着にする人は圧倒的に半幅帯が便利」という意見を知り、半幅帯にトライしてみたのが発端。
帯揚げも帯〆も使わないので身体がラクだし、結ぶのが早いしで、すっかり半幅モードに。
しかし、身体のラクさに喜んで、帯の下の伊達締めまで省略したら、着用して2時間くらい動き回ったあとは、背中にゆるみができる。
伊達締めを追加し、着物に着慣れていったら、この背中のゆるみも減っていくかも、と期待。
着物は、母からもらったもので、約五十年前に茶会に2回ほど使用した後、そのまましまいこんでいた、というシロモノ。
おかげでしみやカビが生じていたが、はっきりした柄なのであまり目立たず、人から擬視されるシチュエーションでない場合は、着て活用中。
特に、洋館の雰囲気の建物、古典的な西洋絵画を見に行くときの「気分」に自分的には沿うのだ。
なので、ラフェエル前派展の鑑賞に使用。
三菱一号館美術館へもこの着物で出かける予定。