出口が見えたかも?

もしも業務拒否したら、解雇?やっぱり解雇?という自問が終わらず。
そこへ、新しい上司となる人からメール。
「4月からの業務について、打ち合わせをしたいので、まずは3月の最終週で都合のいい日時を…」というもの。
10日後の日時を決めたところで、
「打ち合わせまで、間があくので今のうちに伝えておきますが、私は解雇される可能性があります。」と返信。
ちょーびっくりしたメールが追ってやってきた。(あたりまえか)
「どうしたんですか?! 何があったんですか?! すぐに話をさせてください! あなたがいなかったら、今度の部署は成り立ちません!」
うーん、今はまだこれからとる行動予定の説明は十分にはできないし…と、返事を保留。
今日、出社して。
そうだ、と、社内規定集の「解雇」の章を表示してみた。
あれ?
世間的には、業務拒否は解雇対象になりうると思っていたら、うちの会社の場合「業務拒否」という言葉は、解雇理由の中に挙がっていない。
じゃあ、業務拒否は、解雇につながるというわけじゃないのかも。
今の上司にそのことを言ってみると、「あたりまえだよ〜先例をつくっちゃっただろ。あの○○さんが無事に過ごしているんだから。」という返答。
そうだ、○○さんは、二年前、異動先の業務そのものを拒否して、10日間会社を休んだ挙句、10日ぶりに会社に出てきたら保健室に閉じこもって出てこず、結局異動はなくなって、今はそういう人用に新たに設けられた閑職の部署にいる。
仕事がないも同然だから、私が直面しているような仕事上のストレスにあう心配はなく、給与は保障されていて、○○さんは、結局、無事だ。
私の目的は、すべての業務ではなく、一部の業務の拒否なんだし。
具体的に、私が拒否しようとしていることは、ア○パッドのアプリに触れないこと、だ。
触れた瞬間に全給与申請データの振込み直前のまとめ役の、主務担当者。トラブルが起きたとき、社内にサポートしてくれるものがない責を負う者となる。
まったく、この仕組みが始まってそろそろ一年だけど、今の担当者、自分がどんなに危険な状態かわかってんだろうか?
若いものが、自分からやりたいと言っているんだから、やらせてやれ、ということで上の人たちがこの仕組みを通してしまったけど。
社内の若い世代を見ていると、ネットリテラシーはあるかもしれないけど、それと業務系システムのリテラシーは、別物だってこと、まだ理解していないことが多い。
ってことは、許可をした、上の人たちも、業務系システムのリテラシーがないってことかも…。そういう畑出身の人は幹部になりにくい会社だからなあ、うち。
でも、ときには上の人は、下の人を、止めてあげることも必要だよ。
止めなくても、やり方が違ったり、対象が違ったりしたら、それを教えてあげるべきだよ、経験値が浅い人たちなんだから。
若さと情熱の炎で突進して、もし砕け散っても、とりかえしのつく業務と、つかない業務がある。
それにしても。
いざ、私がア○パッドのアプリに触れる業務を拒否したとして、今の担当者が、もう自分の業務ではないから、自分もぜったいに触れないということになって。
双方、にらみあいのように、なってしまって、給与振込みが頓挫するのも、まずいよなあ。
と思いながら、お昼ごはんを買いにいって。戻ってくる途中で、あることを思いついた。
お昼ごはんを片手に、部署のドアを開けたとたん、そこにいた上司に向かって、
「ア○パッドアプリの給与申請って、まず各地の事業所の担当者のところにデータが集まって、それを担当者がア○パッド上でチェックしてますよね?
そのチェックデータの段階で、プリントはできるんですか?」
と、いきなり質問。
動じない上司、答えてくれる。「できるよ〜。しかも、エクセルみたいに、列に種目、行に人と各種目計金額だけ入った状態で。」
それなら、1名・1市場につき、入力が必要なのは、1つ〜4つの金額で、済むはず。
「そのプリントした紙を、提出してもらって、手で入力をする先が、業務系システム内だったら、何かあったとき、社内のシステム部の保守の対象になりますよね?」
「もちろん!」
そうだ。その手で行こう。一見、すごく馬鹿らしく見えるが、かつては、小計金額のもとの明細行まで、いちいち手で入力していたのだ。
それが小計金額だけになるなら、入力量は、ぐっと削減される。
一年前から、明細部分は、申請者側のア○パッド上に残ることになったので、今は、小計金額だけが、業務系システム内に、保持されている。
方法が変わるだけで、業務系システム内の保持データは、同じだ。
最終のまとめ担当者がやっているのは、ア○パッドのアプリ上で、各地の全データをインポートして、振込みデータとして確定すること。
その操作がうまくいかなかったり、そもそも申請データそのものがおかしいのに、途中で気がつかず、最終段階までスルーしてくることが、この一年で頻発し、なんとか振りこみ前に止めてきたのだ。
でも、エクセル状の一覧をプリントすれば、異常に巨大な金額があれば、画面でスクロールするよりも、紙面のレイアウトの威力で、見た目にすぐにわかる。
その段階でスルーしても、手で入力する段階で、例えばひとりぶんの給与の申請が数千万円単位なんて状態だったら、入力者は絶対、気がつく。
(タッチ画面の怖さで、数値の桁数が変でも、送信してしまう人たちがいるのよ。しかもそれが見逃されて、スルーしてきたりしたのよ。
ペンで紙に記入だったら、わざわざ桁数を余分に書き込むのは積極的な動きが必要だから抑制されるけど。)
この方法をとれば、私と、私と同じ課内の人たちは、業務系システムにしか、触れずにすむ。振込みも、行われる。
とにかく、ア○パッドのアプリには、私も、課内の人も、決して触れないことが大事。
この方法でなきゃ、引き受けない、と伝えよう。
あっけなく、そんなことをやるくらいなら、従来通り自分がア○パッドアプリを使ってデータインポートをする!と今の担当者が決めれば、それはそれで止めないけど。いや、立場の危険さを教えるべきか。
3月が始まって以来、暗い空間を、あちこち歩き回りながら、さまよっていたけど、小さな出口を発見した感じ。
自分の具体的な行動予定が決まったので、新上司に、明日にでも、お話できます、とメールする。理解してもらえるといいなあ。