死者がよぎっていく

変な夜。
今まで出会った死者が、よぎっていく夜。
最初に死と出会ったのは、中学生、母方の祖母。
次に出会ったのが、大学2年生のとき、享年48歳の父、病死。
その次、大学4年生のとき、友人の父、病死。
社会人1年生のとき、同級生のU君、自死
社会人2年生のとき、ひとつ上の大学の先輩の女性が病死。
それからしばらくは、なかったような。
父方の祖母が死に、父の弟が享年50歳で病死。
勤務先では、二十代、一児の父の社員が病死。
四十代の社員が病死。その前後に、友人の旦那さんが自死
その後、大学時代の同級生の女性が病死。
一番最近では、二年前に、勤務先の40歳男性社員が、休日に登山中に滑落死。
ふたごの幼児の女の子の父だった。
そのときは、通夜に参列しながら、なぜ彼だったんだろう?私の方が実害が少ないでしょう?と思ったりした。
こうしてみると、女性は病死だけど、男性の死因のほうがさまざまね。
死者がよぎっていく。私はまだ生きている。なぜか。