思いがけない教材

件名が英語の迷惑メールを削除しようとして、うっかり開いてしまった。
ウィルス対策ソフトをくぐりぬけてきたメールだったので、単なる英文のみの内容。
ちらっと読んで、あれ、わかりやすい英文…と思う。
内容は、詐欺商法的で、怪しさ満点だけど。
「当方は有名な人材開発会社です」
「我々のクライアントには、サムソン、P&G、トヨタなど」
「日本の代表となる、信頼できる、goal-orientedな人を探しています」
「サラリーは年収9万3千ドル以上」
「あなたのことは、あなたの知り合いが、クレバーでパンクチュアルな人物だと、強く推薦しています」
知り合いって、誰よ?
goal-oriented peopleって、日本でいう「意識高い系な人々」という意味らしい。
それと、「日本で我々のeyes and handsとなってくれる人を探しています」
という表現があり。これって、日本語でいう「手足となって働いてくれる人」って意味だよね…。
そういえば、「手足となる」って、失礼な言い方だよなあ、頭脳を要求していないような感じ。
「eyes and hands」のほうが、ずっとこちらを尊重している気がするわ。「eyes」なら、いろんな意味で頭脳に近いもん。
しかし、読みやすくて、内容も、詐欺だな…とあらかじめわかっているんで理解しやすいし、英単語の表現は新しい。
たしかに、人をだますにあたっては、シンプルな文章で読みやすくしないとね。
生きた英語表現の教材になるかも…。
また英語タイトルのメールが来たら、読んでおこ。