デフォルトとカスタマイズ

飢餓や病気などの身体的な苦しみは、自分じゃ解決できないと思う。
一方、精神的な苦しみは、つくるのも消すのも、自分。
私が自分でつくって、自分で消そうとして、もがいている苦しみは。
「自尊心が傷ついた苦しみ」だなあ、結局。
自尊心の取り扱いは、超・難関だと思う。
自尊心は、生きるために、人間にデフォルトとして備え付けられたもの、のはずだから。
デフォルトをコントロールせよ、ったってね。
このデフォルトとは、金融界の用語ではなく、コンピュータの世界の用語としての、デフォルトのことである。
デフォルトとは、パソコンやソフトに、あらかじめ仕込んである、大多数仕様の標準設定、初期設定。
カスタマイズとは、デフォルトに手を加えて 自分の好みのものに作り変えること。
あ、デフォルトをコントロールって、つまりカスタマイズってことか。
パソコン相手ならともかく、人間相手の場合、カスタマイズは、難関事業。
この場合の人間相手の「人間」とは、もちろん「自分」。
「他人」をカスタマイズなんて、恐ろしすぎるし、傲慢すぎるし、別の次元に行っちゃうから。
傷ついた自尊心の、取り戻し方、満たし方、癒し方・・・・。
間違った方へ行くと、無関係な他者を巻き込む犯罪になりかねないこと。
私の場合、それを探すには、とりあえずじっとしているより、じたばた動いたほうがいい気がして、ずうっと、じたばたじたばた。
それも活動的と言えばそうだし、いいのかな、それで・・・。
じたばたじたばたの夏、土用(あと1日)。