昨夜の夢

昨夜、見た夢が、ちょっと面白かった。
夢だから、作・演出・ワタシってことだから、けっこう面白いじゃん、ワタシ!と、目覚めて自分を激励する始末だった。
・・・家の裏口のドアを開けて、中をのぞくと、そこは、うなぎの寝床のような部屋になっている。
私が立っている側はドア、途中は居間で、コタツがあって、そこに誰かが入っている。
反対側、部屋の終端は、掃きだし窓になっている。
するとその窓から見えていたビルが突如、手前に倒れてきて、室内でこたつに入っていた誰かの上に直撃。
そのありさまを、私はドアを開けたまま目撃している。(なぜ私は無事なのか?)
ビルが倒れてきたってことは、この家自体が崩壊する。まきこまれぬように逃げなければ!と、はっと気がついて、その場から離れる私。
そうだ、母は無事だろうか?と心配になる。
なぜか、母は、隣のアパートっぽい建物に住んでいる設定になっていて、私はそこに向かって走る。
そこへ至る道は、裏庭のようなところで、草地に小さめの木々が生えていて、そのあいだを、にわとりくらいのサイズの鳥や、ふわふわの尻尾のリス(なぜかこの二種類だけ)たちが、私が走る方向と反対の方向へとことこ走っていく。
母のいるらしい部屋の窓の前に来て、呼びかけると、窓ガラスに影がうつって、窓が開いた。
「よかった〜っ」と喜ぶ母は、無事だった。
しかし、怪獣の着ぐるみ(顔の部分は出るようになっている)に全身を包み、なぜか「水2千円」と書いた貼り紙を胸に貼っていた。
・・・そこで目が覚めた。
怪獣の着ぐるみの意味は、推測できた。
火事場で起こるかもしれない危険を感じて、自己防御のため、怪獣の着ぐるみを着たのかもしれないと。
しかし「水2千円」の意味は?
火事場で起こるかもしれない水不足に素早く乗じた母が、今なら水を2千円で売る、ということなのか、今なら水を2千円で買う、ということなのか?
なぞがあって、なぞが解決しないままのほうが、夢も現実も面白い。