ヤケ××

精神的に落ち込んだときの、たちなおりかたのひとつに、「ヤケ××」がある。
ヤケ酒、ヤケ食い、ヤケスイーツ、ヤケ旅行、ヤケショッピング、ヤケ恋愛、ヤケ結婚、ヤケ賭博、ヤケスポーツ・・・。
ふと思った。ヤケ勉強もあるんじゃないか。
ここ一年くらい、私はそれに陥っている。
精神的に落ち込んだときや傷ついたときに、忘れるには、たちなおるには、どうやらわたし、何か夢中になって学ぶといいみたい。
学ぶ対象は、自分が面白いと思うこと。そうじゃないと夢中になれない。
学んだ果てに、得られるかもしれない収入や名声や周囲の喜びを糧に、学びを選ぶ場合もあると思うが、それは、夢中になる対象が学びそのものになってないよね?
学んでいてとても面白いんだけど、人によっては、奇異の眼で見られること間違いなしの学び。
学んでいる内容には、根拠がないからなのだ。
ところがね。
たしかに根拠はない。でも実例がある。それはじぶんで体験した実例。
じぶんで実例に思い当たってしまうことがいくつかあって、探求してみたくなったのだった。
ときどき、思いがけず実例に出遭うときが、楽しい。
勉強を深めていくと、もっと実例を見いだす眼もついてくると思う・・・。
パーソナルな実例だけではなくて、ソーシャルな実例も、後追い中。
2016年の今年の様相を追っていくと、年配女性(ユリコとかレンホウとかヒラリーとか)、コンビニ(芥川賞作のタイトルに入っている)、LGBTポケモンGO、気候の動きのスローペース(梅雨も暑さも通常より遅くやってきて、ぐずぐずとどまる。きっと秋になるのも遅い・・・でも、12月は大雨か大雪だろうな)、ぜんぶ実例だ、と自分勝手に納得している。
ヤケ勉強は楽しい。