盗まれたくなければ

ときおり見ていたブログが、全記事「NOTE(ノート)」に移行してしまっていた。
一記事ごとに有料となっていた。
しばらく考えて、いい機会だから、お別れすることにした。(つまり購入せず。)
無料でアクセスできる便利さで、断ち切れなかっただけ。断ち切るチャンスに、のる。
ブログの著者によると、NOTEに移行した理由は、ネット上の記事の盗用が多くなってきたためとのことだ。
通常、盗んだモノはどうするのだろう?
その1。じぶんで使う。使った結果、満足感や楽しさや人からの賞賛がもらえる。
その2。オカネにする(換金)。
盗むものがブログ記事だった場合は、「その1」しかなかったのではないだろうか。
盗んだブログ記事の使いみちは、やっぱりブログ記事かネット上の発信ツールのうちの何か、にしかならなかったのではないだろうか。
だから、盗まれてもまあいいか、ですんできたと思うのだ。
本当に盗まれたくないものは、ネットで公開したりしないから。
そこへ、NOTEのように、記事が有料=オカネになる、という仕組みがきて、「その2。換金」もできるようになると。
盗んだ記事を売ってオカネにすることも、できるといえばできる。
そうなると、盗まれたブログの著者のきもちは、微妙だろう。
ネットで無料で閲覧できるのは、「盗まれてもいいもの」、「盗みようがないもの」が残るんだろう。
「盗みようがないもの」をつくりだすほうが、なんだか楽しそうである。
たとえば、情報の盗用はたやすいけれど、感性の盗用は難しい。