水着問題 その2

今週のお題「2013年、夏の予定」
デザイナーのサトウオオキの著書に、「デザインのちがいとは、問題解決の仕方のちがいである」というセンテンスがあった。
どんな服を選ぶか、着るかということも、問題解決の仕方なのだろう。
イメージコンサルティングの先生が、お買い物同行で私=グレースタイプの水着を選ぶようすは、問題の解決にとりくむがごとくだった。
新宿丸井の水着コーナーで、先生がまずセレクトしたのは、パレオつきのビキニ。
肌の露出が似合わないグレースタイプは、太ももを露にすることを避けるべきなんだそうだ。
しかし、水着創成期ならいざしらず、現代に、太ももを露にしないリゾート水着なんて、あるのか。
その解決の仕方のひとつが、パレオなのだ。
腰に巻いて、太ももを隠すことができる。
パレオにも、選び方がある。
柄やフリルやギャザーのついていない、シンプルな布地のようなパレオを、くるぶしまで届くくらいに長く、ストレートに巻く。
まるでタイの巻きスカートみたいに、タイトに巻くのがよい。
短かったり、ひらひらミニスカート風のパレオはこどもっぽくなるのでだめ。
上品に大人っぽく着ること。
たしかに、リボンのついたひらっとしたミニスカート風のパレオも、マイクロミニスカートみたいに太ももをカバーするパレオも試着してみたら、無理した感が全開だった。
しかし、パレオが合格点のビキニを試着してみると。
「ビキニだと、いまひとつ決め手に欠けますね〜」と先生の見解。
先生は、原因を、上半身の露出スペースがグレースタイプにとっては多すぎるせい、と判断。
たとえ水着であっても、露出そのものが、似合わない要素のようだ。
洋服だって、胸元や襟あきのスペースは小さめ推奨だからなあ。
この時点で、ビキニは除外することになった。
つづく。